こんにちは、ちちくろです♪
私、60歳になるまでに人生で5回転職をし、もうすぐ定年退職を迎えます、まぁ・・豊富とは言えませんが決して少なく無い転職経験を生かして皆さんの仕事選びの参考になれば幸いです。
昔のことわざに「石の上にも3年」というのがありましたが・・これって何事にも3年間続けると報われることがある・・そんな意味があるようですが・・。
少し前までは、新卒3年以内で会社を辞めてしまうと・・「我慢が足らない」・「忍耐力が無い」等と思われ転職でも不利になると言われていたのですが・・今の時代はそのような事は無いようですが・・本当でしょうか?
新卒3年以内で転職を考えている・・でも3年以内だと転職するのに不利なのでは・・そう思って転職をためらっている方は少なくないでしょう、新卒3年以内、いわゆる第二新卒の転職ってどうなのでしょう・・まだ「石の上にも3年」なのかどうなのか探っていきたいと思います。
目次
石の上にも3年・・これホント
結論から言うと、新卒3年以内の転職はありです!!
しかし、転職理由が重要です、新卒3年目かどうかにかかわらず、転職理由が明確で発展的でなければ決して良い結果には結びつかないことになるでしょう。
石の上にも3年・・かつてあったのは事実
「石の上にも3年」物事は3年続けてみないと成果は出ないという意味のことわざです、このことから新卒3年以内で会社を辞めてしまう事を良くないと考えられる風潮がありました。
3年間我慢できない人は、新しい職場に移っても直ぐに辞めてしまう・・それなら採用を見送ろう・・という事を考える人事担当者が昔は多く居たのは事実です。
この様な事から、「就職したら3年は我慢しろ」・・そんなことを言う大人が多くいました、確かに3年経過し少しずつ仕事を任してもらえるようになると、やりがいが出来て仕事が面白くなるそんなこともあるのは確かでしょう。
でも・・希望する職種とは違う職種に配属されたら・・例えばあなたがエンジニアへの道を希望していたのに、エンジニアの人員に空きが無く営業に配属されてしまったら・・やりがいなんて持てませんよね・・だいいちにイヤな仕事をしていると、必然的に消極的な態度になり仕事を任せてもらう事になるのは難しくなります。
第二新卒という新たな就活
最近になって第二新卒という言葉が登場しました、第二新卒とは・・新卒3年目以内の転職希望者の事をさします、その背景には、企業が新卒3年目以内の転職希望者の獲得に積極的になってきているということがあるようです。
企業が第二新卒者を採用するメリットには以下のものがあります。
- 柔軟で適応力が高い
- 基本的なビジネススキルは身についている
- 早期退職への抵抗が少ない
これらの理由は・・。
柔軟で適応力が高い・・新卒者とほぼ同じ可能性を秘めている。
基本的なビジネススキルは身についている・・新卒者よりは社会人としての基本が出来ている。
早期退職への抵抗が少ない・・終身雇用が崩壊し得ている現在では転職経験がある方が、柔軟性がある。
これらが企業側から見た第二新卒者のメリットとなります。
新卒3年以内に辞めたくなる理由
新卒3年以内に会社を辞める理由を3つほど上げてみると・・
- 仕事内容が合わない
- 人間関係が悪い
- 勤務時間・休日
等といったものが上がってきました。
理由1:仕事内容が合わない
「仕事内容が合わない」そう感じていると働くのはとても辛いものになってしまいます、先に話したエンジニアのような場合です、業務内容が合わない、希望したものとは違うという場合は転職を考えたほうが良いでしょう。
仕事内容があなたに合っていないと仕事に対するモチベーションは上がりません、そうなるとあなたは上司や会社から評価されにくいことになります、結果的に成果を上げること難しく昇給や昇格の可能性も低くなります。
その様な状況で仕事を続けるのはとても意味のなく、あなたにとって将来性はありません、転職をして希望する職種に付いて頑張る方が貴方自身にとっても有意義となります。
理由2:人間関係が悪い
職場の人間関係が悪いというのは、転職の理由としては弱いものと思われます。
転職先でも様々な人間関係があり、そこでもまた良好な人間関係が築けない可能性があります、そんな時あなたはまた転職するのでしょうか?
そのような事を繰り返していると、結果的に転職を繰り返すことになってしまいます、転職先の面接者もあなたが人間関係の問題で転職を希望したと聞くと、同じように考える事でしょう。
ただし、耐え難い嫌がらせやハラスメントを受けている場合は別です、その様な場合は、あなたが精神的に不健康になる可能性があるので、早めに転職したほうが良いでしょう。
転職の希望理由は、職場の人間関係では無く、今の業務内容とは違うやりたいことがあるといった、前向きな転職理由を考えるようにしましょう。
理由3:勤務時間・休日
勤務時間や休日が少ないといった理由は少し微妙な部分があるかもしれません。
残業や休日出勤はどの会社でもあることです、残業の多い少ないと感じるのは個人差があります、世間一般的には1月に40時間くらいの残業は普通です。
残業や、休日出勤があまりにも多い場合は十分な転職理由となります、例えば休日出勤が1月5日あり・・更に残業が1日2時間以上だと・・1月あたり80時間の残業となり、常態化している様ならその職場には問題があります。
そのような場合は、転職理由としても強いものとなります。
外資系企業は第二新卒大歓迎
外資系企業は第二新卒に特に注目していると言われています。
ここでは転職先を外資系企業の場合と国内企業の場合との違いをお話ししたいと思います。
石の上にも3年・・いまだにある国内企業
国内企業には、今も「石の上にも3年」が根付いているのでしょう?
国内企業には、新卒3年以内の転職には抵抗がある部分も無くはありませんが、第二新卒者に注目している部分もあります。
国内の高齢化による人材不足に備えるには、若い人材が必要とされているからと思われます。
しかし、若ければよいというわけではなく、若く活気ある人材が求められる傾向にあります。
外資系起業は合理的
外資系企業は第二新卒者の転職にとても理解があります。
その理由は先にあげた3つの理由があります、外資系企業は考え方が合理的で3年以内で転職する転職者に抵抗が少ないことから優秀な人材を確保する有効な手段と考えられているようです。
他の企業よりも、若く優秀な人材をいち早く確保したいと考えがあるようで、その様な外資系企業は、第二新卒者の転職先にはとても有効といえるでしょう。
その場合も、若いだけではなく仕事に意欲的でなければなりません、年齢が若ければ適応力が高く、未経験職種でも直ぐに馴れることが出来、さらに仕事に意欲的に取り組めば短い期間で戦力化が期待できるからです。
新卒3年以内の転職は珍しくない
新卒者の離職率を調べてみると離職率は30%ほどとなっています、これは3人に1人が離職し新たなスタートを切っていることになります。
もう以前のように「石の上にも3年」という概念は無く、現在は新卒3年以内の転職は普通になっているといえるでしょう。
前向きな転職理由なら必ず成功する
新卒3年以内の転職は、結構な確率で受け入れられているようですが、それは転職理由に大きく左右されることになるでしょう。
業種や職種を変えたい等といった、転職することで改善できる転職理由ならば、多くの場合受け入れられることになるでしょう。
その反面、人間関係等といったどこの職場にも起こりうる転職理由ならば、転職を受け入れてもらえず不採用となる可能性が高くなります。
転職を希望するなら、何か前向きな転職理由を探すことが重要といえます。